狭小住宅 杉並区O邸
防火地域に建つ店舗併用3階建て住宅
大通りに面した防火地域に建つ3階建てです。
防火地域においては通常の木造では3階建ては認可されませんが、木造耐火構造にすることで、それを実現しました。
1Fは店舗、2・3Fを住居となる店舗併用住宅となります。
間口が狭く奥行が長い敷地で、且つ、奥にしたがって狭くなるという一部変形した敷地なので、この条件でいかに暮らしやすい間取りにするかが設計のポイントでした。
1F部分は店舗として活用するので、ある程度の広い空間が必要となります。また、道路面も店舗と住宅の入り口となるためガラス面となり、構造上の耐力壁をなくしたいとなれば、通常の木造工法では耐震的に不可能です。まさに、SE構法だからこそ実現できた建物です。
玄関から3Fまでの移動も負担ないように、住宅用エレベーターも設置してあります。
2Fは広々としたLDKとなり、窓からの光も充分で、道路の逆側には外の緑が借景のようです。
また、3F部分の小屋裏にはロフトを設置することで収納力もあります。
東京都内に数多くある、防火地域で狭小地、店舗も併用した木造3階建てということで、印南建設としてもまた新しいコンセプトの家が実現できました。