東浦和K邸 現場日記
基礎工事(基礎断熱&柱脚金物設置)
コンクリートが乾いたので、型枠をバラしました。
基礎の外側に見えるボードは、基礎立ち上がりの施工時に設置しておいた基礎断熱材のスタイロフォームです。
基礎部分の断熱方法としては、床下で断熱する「床下断熱」と基礎の外部で断熱する「基礎断熱」の2種類があります。
建物部分についても外断熱を標準とする印南建設では、上の写真のように「基礎断熱」を標準採用しています。
「基礎断熱」のメリットとしては以下のことが挙げられます。
1.気密施工が簡単にできるので、断熱・気密性が確保しやすい
2.床下空間は室内空間と考えるので、室温と近くなり冬の床の冷たさが和らぐ
3.夏は地熱で床から涼しく、冬は基礎と土間のコンクリートが蓄熱として働き暖かくなる
コスト面では少々高くなるのは事実ですが、快適で省エネな家づくりには最適だと考えています。
また、上棟に備えて柱脚金物も設置しました。
先日解説した、SE構法の主柱と基礎を連結する重要な金物です。
基礎工事(鉄筋の配筋)
本日、基礎の配筋が終了しました。
圧縮に強いコンクリートと引っ張りに強い鉄筋を組み合わせることで、非常に強度の高い基礎が出来上がります。
では、この鉄筋の太さや量はどうやって決まるのかご存じですか?
一般の木造住宅では構造計算はせずに、これまでも勘と経験をもとに決めている会社も多いようですが、印南建設では1棟1棟すべてにおいて構造計算を行って、この鉄筋の太さや配筋量が決定されています。
上部建物の形状や重さによって地震力や重力のエネルギーの基礎への伝わり方が変わってきます。また、地盤の状況などに応じても同様です。
それらをロジカルにシミュレーションしながら、大地震でも壊れないように最適な基礎の形状が構造計算によって算出されているのです。
そしてさらに重要なことは、構造計算によって決定された配筋等の基礎工事を確実に施工することです。
それらが相まって、耐震性能に優れた住宅を建築しているのです。