今回の現場は、間口が狭くて奥行きがない敷地に建つ3階建てです。
このような敷地に在来木造で計画すると、耐震的に壁や柱が増えてしまい、広々とした空間や大きな開口窓が実現できません。
光がたくさん入る大きな窓や広々したリビング空間を実現するために、SE構法でならではの計画です。
SE構法では、ラーメン構造という特徴を発揮するときに太い柱と梁を強固に接合する「耐力フレーム」という構造躯体を使います。
今回の耐力フレームは、特に強度を確保するために、梁と柱を2本抱き合わせているパターンの構造躯体です。
画像をみても、その「ゴツさ」がわかります。
この耐力フレームの柱脚部分にはこの金物が使われています。
このように、どんな躯体にしていくかは、SE構法の供給会社である(株)エヌシーエヌによる構造計算を元に決定されます。
空間も大きく確保できて、耐震性能も裏付けられているのは施工する立場としてもとても安心です。
ビルトインガレージなどもこのSE構法の耐力フレームによって、安全に実現できるというわけです。
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