東京の狭小住宅では、北側斜線や道路斜線などの法的制限が厳しいこともあり、空間提案の一つとして「スキップフロア」という設計手法がよく上げられます。
特に1階がビルトインガレージであるケースや、半地下になっていたりするケースでは、異なる天井の高さを調整する意味でもこの「スキップフロア」は有効です。
上記の画像は、当社による設計施工のスキップフロアの3階建て住宅です。
半地下の部分をうまく生かしつつ、スケルトン階段をデザイン的に魅せる上でもこのスキップフロアは有効な空間提案となっています。
しかしながら、これは構造的にしっかりと検討しないと建物の耐震性を下げることにもなりえます。
特に一般の在来木造には明確なルールがないので、安易にスキップフロアにすることはお勧めしません。
一方、当社の採用している「SE構法」は、鉄骨やRCと同様の「許容応力度構造計算」を行っているので、安心してスキップフロアの家を設計することができます。
現在施工中の板橋区のT様邸もスキップフロアの建物です。
この現場も構造計算によって安全性を検証した「SE構法」の構造躯体です。
完成すると面白い空間となることでしょう。
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