基礎の断熱材と床合板設置
土台を敷いた後に基礎の断熱材を取り付けました。
床下の断熱方法は、1階の床下に断熱材を敷く「床下断熱」と基礎自体に断熱材を設置する「基礎断熱」と2種類ありますが、当社では「基礎断熱」を標準としています。
この「基礎断熱」では、基礎部分に「床下断熱」のような換気口を必要としないので、床下も室内と同じ温度となり、冬でも床下が冷たくならないという特徴があります。
加えて、施工的に気密性を確保しやすいというメリットもあり、印南建設ではこの方法を標準としているのです。
画像の白い部分が断熱材です。
そして、その後に1階の床合板を貼りました。
この合板は厚さ28㎜の合板で、JAS認定のF☆☆☆☆という最もホルムアルデヒドを放出しない基準の合板を使用しています。
床合板を貼り終えたら、上棟まで雨に濡れないように養生しています。
いよいよ次は上棟となります。
基礎工事完了しました
型枠を外して基礎工事の完了です。
これから上棟に向けて準備に入っていきます。
まずは、SE構法の重要な部分でもある「柱脚金物」を取り付けました。
この柱脚金物とは、主要な柱と基礎を直接連結させる金物です。
通常の木造住宅では、柱は土台の上に乗っていて、それをホールダウン金物で間接的に繋げています。
地震の際には柱の引き抜きが大きなテーマですが、ホールダウン金物では引き抜き強度に限界があります。
SE構法では、地震の際に建物の柱が引き抜かれないようにこの柱脚金物で、基礎と柱を直接連結させることで、最大24トンというホールダウン金物の5倍以上の引き抜き強度を発揮しています。
この柱脚金物は構造計算を行ったうえで、最適な場所に最適な個数が決められます。
その構造計算と同じものが現場でも設置されていくというわけです。
これから土台を引いて2月15日予定の上棟に備えていきます。